「もののけ姫」考察! 伝えたいことや2人のその後

1997年に公開された「もののけ姫」は、ジブリ作品の興行成績第2位となる超大作。

大ヒットした「もののけ姫」を生み出すまでにはどのような背景があったのかを考察。

「もののけ姫」作品の伝えたいことを考察しました。

また微妙な境遇である「もののけ姫」のサンとアシタカのその後はどうなる?のかを考察しました。

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「もののけ姫」作品概要

あらすじ

野生のイノシシを撃ったアシタカは腕に呪いをかけられ解くためにシシ神の森に向かいます。

森には動物に育てられた少女サンがいました。

アシタカは、毒により動物と人間の気持ち両方を理解できるようになりました。

森と人間の対立を通じて、実際に起きている人間同士の争いをどちらか一つの方向ではなく多面的にみることで本当の姿が見えることを伝える作品。

「もののけ姫」あらすじネタバレ

「もものけ姫」あらすじネタバレを解説

スタッフ

「もののけ姫」原作・脚本・監督は宮崎駿監督。

今では当たり前になりましたが、「もののけ姫」の登場人物&キャストの声優は、森繁久彌、美輪明宏などの豪華な俳優が担当しています。

「もののけ姫」を考察

大ヒットの要因

「時代の転換点をえぐりとるような作品を作るべきだといいうことはわかっているんですが、具体的にどうすればよいか、私たちはつかんでいません。おそらく誰にもわかっていない。それを模索している段階なんです」

ジブリの教科書「もののけ姫」

作品を作る人は、人類の発展の中で、その時代の世界や日本の空気や人々の心を映し出す作品を作ることが求められていおり、そんな作品を作ることが大ヒットにつながるのでしょう。

そんな背景の中、作られた作品が「もののけ姫」

1984年のナウシカ以降、10数年経ち、スタジオジブリは、国内外のジブリの知名度や、スタッフの結集などが集まり、予算を掛けた大作に挑むことになったのです。

ちなみに映画が公開された1997年以前の方がで一番の大ヒット映画は何だと思いますか? 実は「南極物語」(1983年公開)なんです。その「南極物語」の59億円(配給収入)を超える60億を超えることを目標にしたのだそうです!

その結果「もののけ姫」は、ジブリ作品の中で興行成績第2位の人気作品で、日本歴代映画興行ランキングでは第8位になっています。

ジブリ唯一の時代劇アニメ

「もののけ姫」の他のジブリ作品との違いは、ジブリ作品の中で唯一の時代劇アニメだッということ。

ジブリ作品は、穏やかなタッチの映画が大半なので、時代劇らしく戦のシーンなどを見るとかなり今までとは異なる作品に感じるでしょう。

豪華な声優陣

ジブリ作品では、有名な俳優さんが声優を務めることでも注目されていま。

「もののけ姫」では数多くの俳優さんや歌手などが声優を務めています。

中でももののけ姫の育ての犬である山犬モロ演じる美輪明宏や、イノシシのリーダーお琴主の掛け合いは、彼らの怒りはまるで森が揺れ動くようでした。山犬の怒りの表情は動物を買ったことがある人なら分かる野生の怒りの表情でした。

もののけ姫の森は、山犬サンのまるで独演上のようでした。

もののけ姫は誰に育てられた?

もののけ姫とは、森の中に住む人間の少女。

なぜ森に住んでいるのかというと、山犬のサンが食い殺そうとした人間が自分の命を守るために代わりにと投げ出した赤ん坊だったのです。

もののけ姫は人間の母親に捨てられて山犬に育てられたのです。

動物に育てられた人間というのは、記録に残っているだけでも多数に上り、野生児と呼びます。

動物に育てられた子供は、基本的には人間が近寄らない自然の奥地で住んでいるため、人間に見つかり保護されたのは一部であると考えると、かなりの人数いることになりますね。

しかし、もののけ姫の場合は記録に残っている野生児のように森の動物たちの中だけで育ったわけではありません。

森の近くに人間の住むタタラ場があり、人間を直接見ることができ人間の言葉を聞いて育ったため、自分は人間だと分かっていたはずです。

もののけ姫は、森の動物にもなり切れず、人間にもなり切れずある意味すっきりしない人生を生きているのです。

「もののけ姫」伝えたいことを考察

「もののけ姫」の伝えたいことを考察しました。

人間vs自然 人間vs人間の争い

「もののけ姫」では、人間と森の争い、そして人間同士の争いを描いています。

人間vs自然

例えば、人類は自分たちの発展のために森の木を切り動物を殺し、森を焼いてきました。

現代でも新しいマンションをつくるために、まだ自然が残ろ地域を開拓してピカピカな街にして開発しています。

森や森に住む動物からすれば、人間は自分たちの身の安全や幸福を侵害する存在に見えます。勝手に侵入してきて、動物や森を焼いていくのですから。

動物は人間に反論できないことから人間界からすれば問題は大きく取り上げられることはなく、一言で「自然破壊」と表現されることがおおいのではないでしょうか?

人間が自然を破壊していくことに対して動物視点でどのように見えるかを伝えているのではないかと考察しました。

人間vs人間

しかし地球の争いは、人間vs動物だけではありません。やはり惨劇となるのは人間vs人間の争いです。

人間は、昔から天下を取るために内戦などの争いによって敵の命を奪ってきました。国同士の争いになれば戦争ということになるでしょう。

人間と人間は争いの歴史であると伝えているのではないかと考察しました。

中立の立場で

その人間と森の対決を描くために、「もののけ姫」ではアシタカという少年が登場します。

アシタカは、森の動物たちの怒りの怨念毒素を右腕に持たされ、森と人間たち両方の気持ちが分かる人間となります。

また森の山犬は、人間に捨てられた女の子サンと過ごしていてサンは人間嫌いとして育っていきます。

動物の怒りの怨念により毒素をまとったアシタカと、動物に育てられたサンを作中に登場させることで、人間と森の動物との対立を、映画を観ている人間が理解できるように作られているのです。

人間は人間の視点でしか物事を見ることができませんが、人間と動物中立の立場で見ることを伝えたいのだと考察しました。

現代社会では

しかし現在世界で起こっているのは、森と人間の対立だけでなく、人間と人間の対立なのかもしれません。

現在ではロシアのウクライナへの侵攻や、イスラエルとパレスチナの対立があります。

イスラエルとパレスチナは、もう長いこと争ってきました。

そんなとき、この作品の中での森と人間の対立や憎しみが、そのままイスラエルとパレスチナの闘いに当てはまるように感じました。

垣根を超える

「もののけ姫」は正直、小学生ころの子供には分かりずらいのではないでしょうか?

また1回見ただけでは、内容が深く面白く良くできているのは分かるのですが、はっきりとは理解しずらい部分も多くあると感じました。

1回目では理解しずらい部分が2回見るとハッキリと理解できたように思います。

2回目では、動物の気持ちを人間と同じように感じることができる作品です。

動物と人間は敵でしたが、山犬のモロは人間の子供である女の子の命を助け育てていきます。

一方アシタカもまた、人間に殺られそうになったモロを助け、村人も手助けするのです。もちろんモロの娘である人間のサンに会うためでしたが、やはりサンの大切なお母さんでもあったからでしょう。

このように人間も動物も、争いながらも、個人ベースではお互い助けることもありうる存在であるし、実際このような場面はよくあることだと思います。

山犬モロが娘のサンを助けるために命を懸け実際に亡くなるシーンは感動してしまいました。

しかしもののけ姫のラストは救われる世界がイメージできるのではないでしょうか

。動物でもない人間でもないサンは、もちろん故郷である森が生きやすいのでしょうが、人間であることも事実。そんなもののけ姫の生い立ちを一番理解できる理解者アシタカを身近に得ることで彼女は幸福を得ることができるはずです。

まとめ

ジブリ作品の中で興行成績第2位の作品「もののけ姫」について以下の通り考察しました。

  • 「もののけ姫」大ヒットの要因
  • 豪華な声優陣
  • 「もののけ姫」は誰に育てられたのか
  • 伝えたいことを考察

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